#10月19日

観光業が絶賛壊滅中のウズベキスタンでも、全土にひろがる遺跡では時と共に風化が進んでいる。そんな中、アフシケントのオープンエアー博物館化が出ていたのでご紹介したい。

ーーー「アフシケント」って?という方のために。アフシケントとは、ウズベキスタン東北部に広がる肥沃なフェルガナ盆地の北端の町(ナマンガン)から更に25kmの、1世紀~12世紀の城塞都市。シルダリア川沿いにあり、当時は文化や経済、鉄鋼製品*の中心地として栄えた。ティムール朝サマルカンド政権の君主バーブル(インド・ムガール帝国の祖)の回顧録に記載がある。現在は土の中の巨大遺跡(全体が丘と化している)。モンゴル帝国に破壊後ティムール朝に再建されたが衰退。原因は地震とも、川の流れが変わったためともいわれている。

何度か発掘作業は行われ、めぼしい出土品はソビエト時代にエルミタージュ(ロシア)かタシケントに移送済みだ。ただ、巨大すぎるのか全体像はつかめず、2018年には厨房エリアを発掘中だった。

2019年には案内板が立ち、2020年現在、主要な部分は建物で囲って、国内の遺跡探訪番組にちらりと出てくる。

是非訪れて欲しい隠れ遺跡だ。

(アレックス G.著)

*訳者 S 注:フェルガナ盆地はタジキスタンと接していて、古代ペルシャからインド方面へ遠征してきたアレキサンダー大王の道とも繋がります。独特の鉄鋼精錬法のるつぼ綱(イラン等に見られる)が出土した点も含めて、魅力の多いアフシケント遺跡なのです。

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